wonder beeのブログ

アクセス解析・Web解析、Google Analytics(Universal Analytics)を中心にWebに関すること書いています。

アクセス解析の考え方

   

こんばんは。
【名古屋のアクセス解析屋】ワンダービーの阿部です。

今日はアクセス解析の考え方について書いていこうと思います。

アクセス解析を使ってウェブサイトの改善を考えると、一番最初に行うことはグーグルアナリティクスの管理画面を見ることと思うかもしれません。

しかし、いきなりグーグルアナリティクスを見ると、ユーザー数・セッション数・PV数などが増えた減ったで見てしまうことはないでしょうか?

私がアクセス解析を考える際はクライアントのビジネスモデルウェブサイトが担う役割を明確にすることが重要だと考えています。

(しかし、アクセス解析の考え方は人それぞれだと思います。参考になると思うところは参考にしていただいて、そうじゃないところは軽く読み流してもらえると幸いです。)

ビジネスモデルを分解する

ビジネスモデルを分解する際に、一番重要にしていることはその指標がコントロールできるかできないかです。

KGIやKPIという話にも関係するのですが、ここでは割愛したい思います。それでは早速分解していきましょう。

まず、一通りの計算式を書いていきます。

  1. 収益=売上-支出
  2. 売上=平均顧客単価×成約数
  3. 成約数=見込み客×成約率
  4. CV数=流入数×(1-直帰率)×遷移率×(1-落ち率)

収益を分解する

まず、ビジネスの際に重要な指標は収益だと考えています。

収益はコントロールできないので、収益を分解します。

収益は売上と支出に分解することができます。上の計算式の1になります。

1から、収益を増やすには売上を増やすか支出を減らすかという部分になると思います。

非常に極端ですが、支出はコントロールすることができるので、コントロールできないと考える売上を分解します。

売上を分解する

売上を分解すると、平均顧客単価と成約数に分解することができます。上の計算式の2になります。

2から、売上を増やすには平均顧客単価を上げるか成約数を増やすかという部分になります。

平均顧客単価は自分に価格決定権があれば自由にコントロールすることができます。もちろん、値段をあげれば成約数は下がるので、ただ平均顧客単価をあげればいいというわけではありませんが…。

次に成約数ですが、成約数はコントロールできないと考えるので成約数を分解します。

成約数を分解する

成約数を分解すると、見込み客と成約率に分解することができます。上の計算式の3になります。

3から、成約数を増やすには見込み客を増やすか成約率を上げるかという部分になります。

見込み客は営業の担当者を増やしたり、広告を出すことである程度コントロールすることができます。

次に成約率ですが、成約率はコントロールできないと考えています。成約率の場合、会社のノウハウや経験ということになります。

一通り分解すると、1〜3の計算式になります。ここからさらにWEB用に変換していきます。

WEB用に変換する

3の成約数の計算式をWEB用に変換すると4になります。

先に各項目の説明をしていきます。

CV数のCVはconversion(コンバージョン)の略です。conversionとは英語の意味の場合、「転換」や「変換」という意味になりますが、アクセス解析やグーグルアナリティクスではconversionのことを目標達成という考え方で使います。今回の目標は成約になります。

流入数は、ウェブサイトに訪れたユーザーの割合です。(正確にはセッションベースです)

直帰率は、簡単に表現するとウェブサイトを訪れて、そのウェブサイト内の他のページを見ずに離脱してしまった人の割合です。(正確にはセッションベースになります。)
経験がないでしょうか?ウェブサイトを訪れて、「デザインが気に入らない」などの理由ですぐに他サイトに移動したことはないでしょうか?それが直帰としては扱われます。そのため、直帰しなかった割合は(1-直帰率)で表されます。

遷移率は、フォームへの到達する割合です。直帰しなかったユーザーはお問い合わせフォームなどにたどり着かなければ、目的を達成できないのでフォームへの到達しなければなりません。

落ち率は、フォームでの入力を途中でやめてしまった割合です。そのため、フォームを最後まで入力した人の割合は(1-落ち率)で表されます。

この4の計算式より、CV数を増やすには流入数を増やすか直帰率を下げるか遷移率を上げるか落ち率を下げるかという部分になります。

流入数・直帰率・遷移率・落ち率に関してはコントロールは難しいですが、これ以上の分解は人によって大きく変わってくると思いますので、この先はぜひ考えてみてください。

例えば、流入数に関しては以下のように分解することも可能だと思います。

流入数=自然検索+リスティング広告などのウェブ広告+ダイレクト+メール+SNS+リファラ

もちろん広告をやっていない方やDMなどを行っていなければこれらの項目はなくなるはずです。

それぞれの項目に関係するワードしては、
流入数にはSEOやリスティング広告、直帰率にはLPO、遷移率にはUIやUX、落ち率にはEFOなどがあります。

まとめ

アクセス解析の考え方は十人十色です。また、それでいいと思っています。

そんな中で、私の考え方を書かせていただきました。

収益から始まり、コントロールできると思えば、その指標はそのままで、コントロールできない指標は分解していきます。そして分解できない部分まで繰り返していき、WEB用に変換します。その後、さらに分解できるところは分解していきます。

解析とは「物事を要素ごとに分けて理論的に調べて、本質を探る」という意味らしいので、言葉通り要素ごとに分けて行くのが私のやり方です。

参考になれば幸いです。

以上!

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